みなさん、こんにちは！　えいごりらです！
今日は、4年ぶりに茨城県守谷市にやってきました！
（過去の取材記事はこちらから。第10回 2019年2月15日をご覧ください！）

また訪れることができて、とても嬉しいです！
そして本日は、守谷市立守谷中学校を取材させていただきます！

さて、授業を見学させていただくのは2年2組です！

授業をされるのは2年2組の担任でもいらっしゃる羽富圭吾（はとみ けいご）先生！

さらに、ALTのDontae Huskey（ニックネーム：タイ）先生！

Tyler Spiess（ニックネーム：タイラー）先生！

以上の3名の先生です！
3名の先生方による授業を見学する機会は珍しかったので、とてもワクワクしながら拝見しました！
このあとにもご紹介しますが、先生方のコンビネーションが本当に素晴らしく、互いの役割を補い合いながら、生徒の指導にあたっておられました！！

ではさっそく授業の中身に入っていきましょう！
本時は、NEW HORIZON2のUnit2「Food Travels around the World」の単元を取り扱っています。

まずはじめに、「好きな食べ物や好きでない食べ物を外国の人や友達に紹介する」という本時のゴールを確認します。そして、「お気に入りの給食を紹介しよう」、とタイ先生が声掛けを行います。

その後、学習者用デジタル教科書p.21「Unit2」扉のページを電子黒板に映し、3人の先生が以下の写真の4つのメニューの中でどれが好きかを話し合う「Small Talk」を行いました。先生方のSmall Talkの中で、“Which do you like of the four?”という質問と、“I like sushi, because…”という答えの表現を、生徒たちは繰り返し聴くことができていました。

羽富先生も学習者用デジタル教科書を授業で使用し、生徒と同じ画面や機能を活用しながら指導にあたります。

そしてゴールに向けて、生徒は学習者用デジタル教科書を活用し、単語の意味や発音を確認します。
学習者用デジタル教科書では、聞き取りやすい音声速度に調節することが可能であるため、単語の意味や発音を、自分のペースで何回でも繰り返して練習できます！

本文中で取り扱う大切な表現を、先生が学習者用デジタル教科書を用いて生徒みんなで確認します。
みなさんは、「カラオケ機能」をご存じですか？
名前の通り、英文を読む時に、カラオケのように読んでいる文章の色が変わる機能です。
こちらの機能を活用することで、シャドーイングの実践も簡単に行うことができます！

表現や発音、意味を確認したあとは、本文を読み取るための活動に入ります。
ここでも学習者用デジタル教科書のペンツール機能を用いて、ナポリタンとお寿司に関するKey Information（貴重な情報）を、それぞれ赤色と青色で分けて線を引きます。

学習者用デジタル教科書では書き込んだ内容が保存されるので、振り返りもしやすいですね！

各自で線を引いた情報について、近くのクラスメイトと共有します。
自分で見つけられなかった情報や、新しく気づいた情報にも線を引きます。この時に、お互いに「どういった根拠やポイントをもとに線を引いたのか」についても共有することで、文章から情報をつかむ力を育むことができます！

これから各自の発表準備をはじめる前に、タイ先生とタイラー先生により、それぞれのご出身国の給食について紹介してくださいました！
生徒のみなさんはもちろん、私も、日本とは異なる文化を感じることができ、興味津々と給食紹介を聞いていました！

タイ先生とタイラー先生の発表を聞いたあと、生徒たちも、提示された50種類の給食の中から、好きなものを選びます。4種類の給食の写真（以下）は、授業支援ソフトにより、羽富先生から生徒たちに共有されているものです。

そして選んだ給食について、「Food Comment」のワークシートに紹介文を記入していきます。
タイ先生が仰っていた、「どの写真を選ぶかに迷って時間を使うよりも、ワークシートに自分の考えを書くことの方が大切だよ。」という声掛けが、とても印象的でした。
ICTを活用し、効率的な学習を実現させるとともに、生徒の力を身につけさせる指導も大切にしておられる場面だと感じました！

キーボードで入力する生徒や、タッチペンによる手書きで入力する生徒など、好みに合わせてタブレットの活用方法も多様になっています！

生徒たちがワークシートに記入している間に、羽富先生も何かを記入しているようですね…何をされているんでしょうか？

なんと、MetaMoJi ClassRoomを活用して、生徒が記入しているワークシートに対して、リアルタイムでコメントを記入していました！
（MetaMoJi ClassRoomとは、守谷市が導入している学習アプリです。）

先生からのコメントを見て、生徒たちはその場で修正したり、さらに考えを深めたりできますね！
さらに授業後のインタビューでは、生徒が「間違いを直すチャンス、そして先生に再度提出して見てもらうチャンス」を大事にしている、というお話を先生方から頂きました。

羽富先生がチェックしている間にも、タイ先生やタイラー先生は子どもたちに寄り添って、指導されていました！

そして最後に、ワークシートに記入したことをもとに、好きな給食についてペアで紹介しました！
えいごりらは、好きな給食について考えているとお腹が空いてきました…！

授業見学のあとに、越智壽雄（おち としお）校長先生からもお話を伺うことができました！
守谷中学校では「いつでも、どこでも、誰とでも英語でコミュニケーションできるように」という想いのもと、生徒たちに英語指導をされておられるようです。
そのために、ICTを有効に活用することを大切にしておられ、「タイ先生やタイラー先生のようにALTでありながらICTにも強い先生方がいらっしゃることが守谷中学校の魅力です！」と力強いコメントも頂きました。

羽富先生からは、自分が常に授業の中心にいるのではなく、指導内容によってタイ先生とタイラー先生とともに、適材適所で役割を分担しながら授業を作っている、というお話もいただきました！
最後にえいごりらも、互いに信頼し合っている4人の先生方の輪に入れていただきました！

これからもさまざまなチャレンジや実践をぜひ教えてください！
今日はこれでおしまい！　次回もお楽しみに！

（取材日：2023年3月16日）